秋になると、「女心と秋の空」ということわざを聞くことがあります。
「女心」と「秋の空」。
どうして、この二つがいっしょに使われているのでしょうか?
そして、このことわざには、少し意外な歴史もあります。
🌱 Beginner|はじめての日本語
今日の漢字
- 女心
- 男心
- 秋
- 空
- 気持ち
- 天気
本文
「女心と秋の空」ってどういう意味?
「女心」は、女の人の気持ちという意味です。
「女心と秋の空」は、女の人の気持ちは変わりやすい、という昔からあることわざです。
秋の空や天気が変わるように、気持ちも変わりやすい、とたとえています。
でも、「女の人はみんなそうだ」という意味ではありません。
どうして「秋の空」?
日本では秋に、晴れたあとに雨が降るなど、天気が変わることがあります。
秋は、数日の間に天気が変わることもあります。
そのため、変わりやすい気持ちを「秋の空」にたとえました。
実は、「男心」のほうが先?
実は、「女心と秋の空」より先に、「男心と秋の空」という言い方が使われていました。
男の人の、女の人への気持ちが変わりやすいことを、秋の空にたとえた表現です。
そのあと、「女心と秋の空」という言い方も広まりました。
どうして変わったのかは、はっきり一つには決められません。
今も使う?
今でも、このことわざを見たり聞いたりすることがあります。
でも、男の人や女の人の性格を決めるような言い方でもあります。
自分でたくさん使うより、意味を知っておくといい日本語です。
💡 日本人からひとこと
私は「女心と秋の空」は前から知っていました。
でも、「男心と秋の空」のほうが先に使われていたことは知りませんでした。
ことわざにも、意外な歴史があるんですね。
Mini Quiz ①
「女心と秋の空」は、どんな意味ですか?
A. 秋になると女性の気持ちが明るくなるという意味
B. 女性の気持ちは変わりやすいという昔からの表現
C. 秋の天気はいつも同じだという意味
答えを見る 👀
B. 女性の気持ちは変わりやすいという昔からの表現
秋の空のように、気持ちも変わりやすいとたとえたことわざです。
Mini Quiz ②
先に使われていたのはどちらですか?
A. 「女心と秋の空」
B. 「男心と秋の空」
C. どちらも同じころ
答えを見る 👀
B. 「男心と秋の空」
昔は、「男心と秋の空」のほうが先に使われていました。
今日の日本語
〜みたい
「〜のように見える」「〜と似ている」と言いたいときに使います。
例:
今日の空は、夏みたいです。
🌱 Around JLPT N4|やさしい日本語
今日の漢字
- 女心
- 男心
- 秋
- 気持ち
- 天気
- 高気圧
- 低気圧
本文
「女心と秋の空」ってどういう意味?
「女心」は、女性の気持ちや心という意味です。
「女心と秋の空」は、女性の気持ちは変わりやすい、という意味の昔からあることわざです。
秋の空や天気が変わりやすいことに、気持ちの変化をたとえています。
ただし、これは昔から使われてきた表現です。
「女性はみんな気持ちが変わりやすい」という意味ではありません。
どうして「秋の空」?
日本の秋には、晴れたあとに雨が降るなど、天気が数日の間に変わることがあります。
高気圧や低気圧が日本の近くを順番に通ることなどが関係しています。
こうした秋の天気の変化から、変わりやすい気持ちを「秋の空」にたとえる表現が生まれました。
実は、「男心」のほうが先?
実は、昔は「女心と秋の空」よりも「男心と秋の空」という表現のほうがよく使われていました。
男性の気持ち、特に女性への愛情が変わりやすいことを、秋の空にたとえた表現です。
江戸時代には「男心」の形が多く使われ、その後「女心と秋の空」という言い方も広まりました。
どうして「男心」から「女心」の形が広まったのかについては、理由を一つに決めることはできません。
今も使う?
「女心と秋の空」も「男心と秋の空」も、今の辞書に載っている表現です。
ただ、性別によって「気持ちが変わりやすい」と決めるような表現でもあります。
積極的に使うというより、見たり聞いたりしたときに意味が分かるように覚えておくとよいでしょう。
💡 日本人からひとこと
私は「女心と秋の空」は昔から知っていました。
でも、「男心と秋の空」のほうが先に使われていたことは知りませんでした。
知っていることわざでも、調べてみると意外な発見がありますね。
Mini Quiz ①
「女心と秋の空」は、どんな意味のことわざですか?
A. 女性は秋になると気分がよくなるという意味
B. 女性の気持ちは変わりやすいという昔からある表現
C. 女性は秋の天気を好むという意味
答えを見る 👀
B. 女性の気持ちは変わりやすいという昔からある表現
変わりやすい秋の空に、気持ちの変化をたとえたことわざです。
Mini Quiz ②
歴史的に先によく使われていたのはどちらですか?
A. 「女心と秋の空」
B. 「男心と秋の空」
C. どちらも同じ時代から
答えを見る 👀
B. 「男心と秋の空」
江戸時代には、「男心」の形のほうが多く使われていました。
今日の日本語
〜にたとえる
似ているものを使って、何かを分かりやすく表すときに使います。
例:
彼の笑顔を太陽にたとえました。
🌿 Around JLPT N3|ステップアップ日本語
今日の漢字
- 女心
- 男心
- 秋
- 変化
- 高気圧
- 低気圧
- 愛情
- 表現
本文
「女心と秋の空」ってどういう意味?
「女心」とは、女性の気持ちや心を表す言葉です。
「女心と秋の空」は、女性の気持ちは変わりやすい、という意味で昔から使われてきたことわざです。
変わりやすい秋の空模様に、人の気持ちの変化をたとえています。
ただし、これは昔から伝わる表現で、「女性はみんな気持ちが変わりやすい」と考えるべきだ、という意味ではありません。
なぜ「秋の空」?
日本の秋には、高気圧と低気圧が交互に通り、天気が数日の周期で変化することがあります。
晴れた日が続いたあとに天気が崩れるなど、空模様が変化することも珍しくありません。
こうした秋の天気の変わりやすさから、人の心の変化を「秋の空」にたとえる表現が使われるようになりました。
実は、「男心」のほうが先?
実は、「女心と秋の空」より先に、「男心と秋の空」という形が使われていました。
もともとは、男性の女性に対する愛情が変わりやすいことを秋の空にたとえた表現です。
江戸時代には「男心」の形の用例が多く、その後「女心と秋の空」という形も広まりました。
なぜこの形が広まったのかについてはいくつかの説明があり、理由を一つに断定することはできません。
今も使う?
どちらも現在の辞書に載っていることわざです。
ただし、性別によって「気持ちが変わりやすい」と決めつけるような意味を含むため、使う場面には少し注意が必要です。
積極的に使うというより、見聞きしたときに意味が分かる表現として覚えておくとよいでしょう。
💡 日本人からひとこと
「女心と秋の空」は知っていましたが、「男心と秋の空」のほうが昔から使われていたことは知りませんでした。
よく知られたことわざでも、由来を調べてみると意外な発見があって面白いです。
Mini Quiz ①
「女心と秋の空」は、何を秋の空にたとえた表現ですか?
A. 女性の気持ちの変わりやすさ
B. 秋の景色の美しさ
C. 女性が秋を好む気持ち
答えを見る 👀
A. 女性の気持ちの変わりやすさ
変わりやすい秋の空模様に、気持ちの変化をたとえた表現です。
Mini Quiz ②
歴史的に先に使われていたのはどちらですか?
A. 「女心と秋の空」
B. 「男心と秋の空」
C. どちらも明治時代に生まれた
答えを見る 👀
B. 「男心と秋の空」
江戸時代には「男心」の形が多く使われ、その後「女心」の形も広まりました。
今日の日本語
〜に見立てる
あるものを、似ている別のものとして表すときに使います。
例:
雲の形を動物に見立てて楽しみました。
🌳 Around JLPT N2|深く読む日本語
今日の漢字
- 女心
- 男心
- 秋
- 空模様
- 天候
- 移動性高気圧
- 愛情
- 移ろう
本文
「女心と秋の空」とは?
「女心」とは、女性の感情や心の動きを表す言葉です。
「女心と秋の空」は、女性の気持ちは変わりやすい、という意味で使われてきたことわざです。
移ろいやすい秋の空模様になぞらえて、気持ちの変化を表しています。
ただし、これは昔から伝わる表現であり、「女性はみな気持ちが変わりやすい」と断定するものではありません。
なぜ「秋の空」なのか?
日本の秋には、移動性高気圧と低気圧が交互に通過し、天候が数日の周期で変化する時期があります。
晴天のあとに天気が崩れるなど、空模様が移り変わることから、変化しやすいものを表すたとえとして「秋の空」が使われるようになりました。
もともとは「男心」だった?
現在は「女心と秋の空」という形もよく知られていますが、歴史的には「男心と秋の空」のほうが先に使われていました。
もともとは、男性の女性に対する愛情の移ろいやすさを秋の空模様になぞらえた表現です。
辞書では1770年に「男の心と秋の空」、1833〜39年に「男心と秋の空」の用例が確認され、江戸期には「男心」の形が多く使われていました。
一方、「女心」の形には1905年の用例があります。
その後、「女心と秋の空」という形も定着しました。
なぜ「男心」から「女心」の形が広がったのかについては複数の説明があり、一つの理由に断定するのは避けたほうがよいでしょう。
現代でも使われる?
「女心と秋の空」と「男心と秋の空」は、どちらも現在の辞書に掲載されている表現です。
ただし、性別によって「気持ちが変わりやすい」と決めつけるニュアンスを含むため、現代では使用する場面への配慮が必要です。
積極的に使う表現というより、見聞きした際に意味を理解できることわざとして知っておくとよいでしょう。
💡 日本人からひとこと
「女心と秋の空」は昔から知っていましたが、「男心と秋の空」のほうが歴史的に先だったことは、今回初めて知りました。
よく知っているつもりのことわざでも、その由来をたどってみると意外な発見があるものですね。
Mini Quiz ①
「女心と秋の空」で、秋の空になぞらえられているものは何ですか?
A. 女性の気持ちの移ろいやすさ
B. 秋の空の美しさ
C. 女性が秋を楽しむ様子
答えを見る 👀
A. 女性の気持ちの移ろいやすさ
移ろいやすい秋の空模様に、気持ちの変化を重ねたことわざです。
Mini Quiz ②
「男心と秋の空」について正しいものはどれですか?
A. 「女心」の形より後に作られた
B. 江戸時代から用例が確認されている
C. 現代になって初めて使われた
答えを見る 👀
B. 江戸時代から用例が確認されている
「男心」の形には江戸時代の用例があり、「女心」の形より歴史的に先に確認されています。
今日の日本語
〜になぞらえる
共通する特徴を持つ別のものに重ね合わせて表現する、やや書き言葉的な表現です。
例:
人生を旅になぞらえて語る作品は少なくありません。
