信号は緑なのに、なぜ「青信号」? 日本語の色のふしぎ

信号は緑に見えるのに、日本ではなぜ「青信号」と呼ぶのでしょうか。昔の日本語での「青」の使われ方と、信号の呼び名が変わった歴史を紹介します。

ふりがな

日本にほんでは、英語えいごでいう “go” の信号しんごうを「青信号あおしんごう」と言いいます。
でも、実際じっさいに見みてみると……緑色みどりいろに見みえませんか?

どうして日本にほんでは「緑信号みどりしんごう」ではなく「青信号あおしんごう」と呼よぶのでしょうか。

🌱 Around JLPT N4|やさしい日本語

今日の漢字

信号しんごう / 青あお / 緑みどり / 色いろ / 昔むかし / 言葉ことば / 名前なまえ / 葉は

本文

日本にほんでは、進すすんでいい信号しんごうを「青信号あおしんごう」と言いいます。

でも、信号しんごうをよく見みると、緑みどりに見みえます。
どうして「緑信号みどりしんごう」と言いわないのでしょうか。

その理由りゆうの一ひとつは、昔むかしの日本語にほんごの色いろの使つかい方かたにあります。

昔むかしの日本語にほんごでは、「青あお」という言葉ことばの使つかい方かたが今いまとは少すこし違ちがいました。
今いまなら「緑みどり」と呼よぶ色いろも、「青あお」と呼よぶことがありました。

今いまでも「青あお」という言葉ことばが残のこっているものがあります。たとえば、緑みどりの葉はを「青葉あおば」、緑みどりの野菜やさいを「青菜あおな」と言いいます。

日本にほんに今いまのような信号しんごうができたのは1930年ねんです。そのとき、信号しんごうの名前なまえは「緑色信号みどりいろしんごう」でした。

でも、新聞しんぶんや人々ひとびとの間あいだでは「青信号あおしんごう」という言いい方かたが広ひろがりました。そして1947年ねんには、法律ほうりつでも「青信号あおしんごう」と呼よぶようになりました。

今いまでは「青あお」と「緑みどり」は別べつの色いろとして使つかうことが多おおいですが、昔むかしの日本語にほんごの使つかい方かたが「青信号あおしんごう」という言葉ことばに残のこっています。

💡 日本人からひとこと

私わたしも子こどものころ、「どう見みても緑みどりなのに、どうして青信号あおしんごうって言いうんだろう?」と思おもっていました。

最近さいきん、子こどもにも「これ、緑みどりだよね?」と聞きかれました。

日本語にほんごでは当あたり前まえのように「青信号あおしんごう」と言いいますが、改あらためて考かんがえると少すこし不思議ふしぎですよね。

Mini Quiz

Q1. 昔むかしの日本語にほんごの「青あお」について、本文ほんぶんと合あうものはどれですか?

A. 今いまなら「緑みどり」と呼よぶ色いろも、「青あお」と呼よぶことがあった
B. 信号しんごうだけに使つかわれていた
C. 今いまの「緑みどり」とまったく関係かんけいがなかった

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答こたえ:A

昔むかしの「青あお」は、今いまなら緑みどりと言いうものにも使つかわれることがありました。

Q2. 日本にほんで最初さいしょに今いまのような信号しんごうができたとき、何なんと呼よばれていましたか?

A. 青色信号あおいろしんごう
B. 緑色信号みどりいろしんごう
C. 青緑信号あおみどりしんごう

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答こたえ:B

1930年ねんに信号しんごうができたときは「緑色信号みどりいろしんごう」と呼よばれていました。その後ご、「青信号あおしんごう」という言いい方かたが広ひろがりました。

今日の日本語

信号しんごうが青あおになりました。

青信号あおしんごうを渡わたります。

🌿 Around JLPT N3|ステップアップ日本語

今日の漢字

信号しんごう / 青信号あおしんごう / 緑色みどりいろ / 表現ひょうげん / 青葉あおば / 青菜あおな / 法令ほうれい / 定着ていちゃく

本文

日本にほんでは、進すすんでよいことを示しめす信号しんごうを「青信号あおしんごう」と呼よびます。しかし実際じっさいの色いろを見みると、青あおというより緑色みどりいろに見みえます。

なぜ「緑信号みどりしんごう」ではなく「青信号あおしんごう」というのでしょうか。

その背景はいけいには、日本語にほんごで昔むかしから使つかわれてきた色いろの表現ひょうげんがあります。

昔むかしの日本語にほんごでは、「青あお」が表あらわす色いろの範囲はんいが現在げんざいより広ひろく、今いまなら緑みどりと表現ひょうげんするものにも「青あお」という言葉ことばが使つかわれていました。現在げんざいでも、緑みどりの葉はを「青葉あおば」、緑みどりの野菜やさいを「青菜あおな」と呼よぶ表現ひょうげんが残のこっています。

日本にほんで現在げんざいのような信号機しんごうきが初はじめて設置せっちされた1930年ねんには、法令ほうれい上じょうは「緑色信号みどりいろしんごう」と呼よばれていました。

ところが、新聞しんぶんや一般いっぱんの人々ひとびとの間あいだでは「青色信号あおいろしんごう」や「青信号あおしんごう」という呼よび方かたが使つかわれるようになり、次第しだいに定着ていちゃくしていきました。そして1947年ねんには、法令ほうれいでも「青信号あおしんごう」と呼よばれるようになりました。

つまり「青信号あおしんごう」という言葉ことばには、昔むかしの日本語にほんごにあった「青あお」の広ひろい使つかい方かたと、人々ひとびとの間あいだで定着ていちゃくした呼よび方かたの両方りょうほうが関係かんけいしています。

現在げんざいは青あおと緑みどりを別べつの色いろとして考かんがえるのが普通ふつうですが、「青信号あおしんごう」のように昔むかしの色いろのとらえ方かたが残のこっている言葉ことばもあります。

💡 日本人からひとこと

私わたしも子こどものころ、「どう見みても緑みどりなのに、どうして青信号あおしんごうって言いうんだろう?」と思おもっていました。

最近さいきん、子こどもにも「これ、緑みどりだよね?」と聞きかれました。

日本語にほんごでは当あたり前まえのように「青信号あおしんごう」と言いいますが、改あらためて考かんがえると少すこし不思議ふしぎですよね。

Mini Quiz

Q1. 昔むかしの日本語にほんごで「青あお」はどのように使つかわれていましたか?

A. 現在げんざいより広ひろい範囲はんいの色いろを表あらわし、緑色みどりいろのものにも使つかわれることがあった
B. 現在げんざいより狭せまい範囲はんいの色いろだけを表あらわしていた
C. 信号しんごうができてから初はじめて使つかわれるようになった

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答こたえ:A

昔むかしの「青あお」は現在げんざいより広ひろい範囲はんいを表あらわし、今いまなら緑みどりと呼よぶものにも使つかわれていました。

Q2. 「青信号あおしんごう」という呼よび方かたが法令ほうれいでも使つかわれるようになった背景はいけいは何なんですか?

A. 信号しんごうの色いろが突然とつぜん完全かんぜんな青色あおいろになったから
B. 一般いっぱんの人々ひとびとの間あいだで「青信号あおしんごう」という呼よび方かたが定着ていちゃくしたから
C. 「緑みどり」という言葉ことばが日本語にほんごからなくなったから

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答こたえ:B

一般いっぱんに「青信号あおしんごう」という呼よび方かたが定着ていちゃくし、1947年ねんには法令ほうれい上じょうの呼よび方かたも変かわりました。

今日の日本語

信号しんごうが青あおになりました。

青信号あおしんごうを渡わたります。

🌳 Around JLPT N2|深く読む日本語

今日の漢字

信号しんごう / 色彩しきさい / 範囲はんい / 青葉あおば / 青菜あおな / 法令ほうれい / 定着ていちゃく / 名残なごり

本文

日本にほんでは、通行つうこうしてよいことを示しめす信号しんごうを「青信号あおしんごう」と呼よびます。しかし、実際じっさいに目めにする色いろは青あおというより緑みどりに近ちかく、この呼よび方かたを不思議ふしぎに感かんじる人ひとも少すくなくありません。

その背景はいけいには、日本語にほんごにおける色彩しきさいのとらえ方かたの歴史れきしがあります。

かつて日本語にほんごの「青あお」は、現在げんざいよりも広ひろい範囲はんいの色いろを表あらわす言葉ことばとして使つかわれ、現在げんざいなら緑みどりに分類ぶんるいされるものまで含ふくむことがありました。その名残なごりは、緑みどりの葉はを表あらわす「青葉あおば」や、緑色みどりいろの野菜やさいを表あらわす「青菜あおな」といった言葉ことばにも見みられます。

一方いっぽう、信号しんごうそのものの歴史れきしを見みると、日本にほんで現在げんざいのような信号機しんごうきが初はじめて設置せっちされた1930年ねんには、法令ほうれい上じょう「緑色信号みどりいろしんごう」と呼よばれていました。

しかし、新聞しんぶんや一般いっぱんの人々ひとびとの間あいだでは「青色信号あおいろしんごう」や「青信号あおしんごう」という表現ひょうげんが使つかわれるようになり、次第しだいに定着ていちゃくしていきます。その結果けっか、1947年ねんには法令ほうれい上じょうでも「青信号あおしんごう」と呼よばれるようになりました。

つまり、「青信号あおしんごう」という呼よび方かたは単たんに色いろを見間違みまちがえた結果けっかではありません。日本語にほんごの「青あお」がかつて緑みどりまで含ふくむ広ひろい意味いみで使つかわれていたことに加くわえ、人々ひとびとが実際じっさいに「青信号あおしんごう」と呼よび続つづけたことで、その名称めいしょうが定着ていちゃくしたと考かんがえられます。

現在げんざいでは青あおと緑みどりは明確めいかくに区別くべつされます。それでも「青信号あおしんごう」をはじめ、昔むかしの色いろのとらえ方かたを今いまに残のこす表現ひょうげんが、日本語にほんごの中なかには存在そんざいしています。

💡 日本人からひとこと

私わたしも子こどものころ、「どう見みても緑みどりなのに、どうして青信号あおしんごうって言いうんだろう?」と思おもっていました。

最近さいきん、子こどもにも「これ、緑みどりだよね?」と聞きかれました。

日本語にほんごでは当あたり前まえのように「青信号あおしんごう」と言いいますが、改あらためて考かんがえると少すこし不思議ふしぎですよね。

Mini Quiz

Q1. 「青信号あおしんごう」という呼よび方かたの背景はいけいについて、本文ほんぶんの説明せつめいとして最もっとも適切てきせつなものはどれですか?

A. 日本語にほんごでは現在げんざいも青あおと緑みどりを区別くべつしないため
B. かつて「青あお」が緑みどりを含ふくむ広ひろい範囲はんいを表あらわしたことと、「青信号あおしんごう」という呼よび方かたが社会しゃかいに定着ていちゃくしたこと
C. 日本にほんに最初さいしょに輸入ゆにゅうされた信号しんごうが青色あおいろだったため

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答こたえ:B

日本語にほんごにおける「青あお」の歴史的れきしてきな範囲はんいと、「青信号あおしんごう」という呼よび方かたが人々ひとびとの間あいだに定着ていちゃくしたことの両方りょうほうが背景はいけいにあります。

Q2. 日本にほんで信号しんごうが導入どうにゅうされた当初とうしょについて、正ただしいものはどれですか?

A. 最初さいしょから法令ほうれいでも「青信号あおしんごう」とされていた
B. 法令ほうれい上じょうは「緑色信号みどりいろしんごう」だったが、後のちに「青信号あおしんごう」という呼よび方かたに変かわった
C. 法令ほうれいには信号しんごうの色いろについて何なにも書かかれていなかった

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答こたえ:B

1930年ねんの導入どうにゅう当初とうしょは法令ほうれい上じょう「緑色信号みどりいろしんごう」で、1947年ねんに「青信号あおしんごう」という呼よび方かたが法令ほうれいにも採用さいようされました。

今日の日本語

信号しんごうが青あおになりました。

青信号あおしんごうを渡わたります。

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